Webデザイナーは本当に難しい?在宅・正社員・独学の難易度を解説
Webデザイナーになりたいけど、未経験の私の場合、独学だとなんだか難しそう。。。
Webデザイナーとして正社員やフリーランスになるのはやっぱり難易度高いのかな。。
そんな風に感じている人が少なくないようです。
結論から言うと、この記事を参考に必要なことをしっかり抑えれば、Webデザイナーは決して難しい職業ではありません。
むしろ同じWebデザイナーと言っても、正社員やフリーランスだと難易度も変わってきますし、未経験でもどう活動していきたいかによってやることも変わってくるということを知っておく事が重要です。
そこでこの記事では、Webデザイナーが難しいと言われる理由や、働き方や年代によって難易度がどう変わるのか、独学ではWebデザイナーになるのは難しいのか?について詳しく解説していきます。
Webデザイナーは難しい!と言われる理由
そもそもなぜWebデザイナーになるのは難しい・仕事の難易度が高いと言われているのでしょうか。
主な理由には以下があります
競合が激しい
ウェブデザイナーの需要は増えていますが、それに伴い、Webデザイナーの数も増えていて、ますます競争も激しくなっています。
そのため、今までと同じようなやり方ではお仕事を得ることができにくいと感じることがあり、Webデザインの世界で成功し続けるのは「難しい」と考える人がいるようです。
Webデザイナーが増えている現状についてはこちらの記事でも詳しく説明しています。
継続的な学習が必要
Webデザインの分野では、常に新しい技術やソフトが登場してきます。
せっかくモノにしたのに、今度はこれを取り入れないといけないのか~?ということもしばしば。。。
最新のトレンドや技術にキャッチアップするために、デザイナーは常に新しい情報にアンテナを張り、自分自身のスキルをアップデートする必要があります。
必要なスキルが多岐に渡る
Webデザイナーは色彩感覚、デザインのバランス、レイアウトなど、クリエイティブなスキルが必要です。
それに加えて最近では、より「ユーザー視点で考える必要」があり、Webサイトの見た目だけでなく、ユーザーがどのようにサイトを使用するかを考慮することが重要視されてきています。
ただキレイなサイトを作るだけでは選ばれるWebデザイナーになるのは難しい、ということですね!
以上のような理由から、Webデザイナーになることは難しいと感じる人が増えているようです。
また、「難しい」と言っても、人によっては視点が違うようです。そこで、私がこれまでに受けた質問のうちの一部とそれに対する見解を紹介していきます。
未経験からWebデザイナーになるのは難しいですか?成功するためのステップとは?
今まで受けた質問の中で、この質問が一番多いです!
でも良く考えてみてください。
そもそも、世の中のWebデザイナーは全員、元は未経験者です
未経験からWebデザイナーになることは決して簡単ではありませんが、しっかり適切なスキルを学んで、自分が作れる作品をアピールできればWebデザイナーとして成功することができます。
以下は、未経験者がWebデザイナーになるためのステップです。
- ステップ1:必要なスキルを身につける
- ステップ2:ポートフォリオを作成する
- ステップ3:実績を重ねる
- ステップ4:スキルアップを続ける
ステップ1 必要なスキルを身につける
Webデザイナーには、Photoshopやillustratorなど、素材の加工やバナー制作ができるデザインソフトの使い方を学んだり、HTML、CSS、JavaScriptなど、基本的なWeb技術などを習得することが必要です。
今は書籍やオンラインの教材も充実していますが、未経験ならWebスクールで学ぶことを強くおすすめします。
ステップ2 ポートフォリオを作成する
スキルを学ぶ過程で、様々な作品を実践で作ることになると思います。
Webデザインスクールだと実践的な学びができるので、プロからフィードバックをもらいながら制作できますね。
これらの作品をまとめたポートフォリオを作成していきましょう。
ポートフォリオは、会社員として就職したい場合は面接でアピールする材料としても使えますので必ず準備しましょう。
フリーランスとして働く場合も同様にポートフォリオなしではお仕事をもらうのは難しいと思っておくと良いでしょう。
ステップ3 実績を重ねる
Webデザイナーになるためには、実践・実践・実践の繰り返しが本当に重要です。
作った作品に対してフィードバックをもらい、それを改善していく。この繰り返しで作品がどんどんレベルアップしていきます。
そのアウトプットをどんどん自分のポートフォリオに追加していきましょう。
フリーランスとして活動したい場合は、ココナラなどに登録すると、お仕事の紹介をしてもらえるので、登録しておくことをおすすめします。Webデザインのお仕事も沢山ありますので実績作りに活用しましょう。
ステップ4 スキルアップを続ける
Webデザインの世界の学びに終わりはないと思っておいてください。
常にトレンドは変化していくので、継続してスキルアップを図っていき、未経験でも選ばれるWebデザイナーを目指していきましょう。
在宅やフリーランスとして活動するのは難しそうですが・・・
Webデザイナーとして在宅やフリーランスで活動することは、チャレンジングですが、十分に可能です。
会社員との違い、フリーランスは自分でクライアントを見つけていく必要があるため、在宅やフリーランスとして活動することは難しい面もあります。
以下に、フリーランスとして活動するWebデザイナーが難しいと感じるポイントやそれをどう克服していくかをまとめました。
価格設定の難しさ
自分のスキルや経験をベースに適切な価格設定をすることに対し、多くのフリーランスWebデザイナーが難しいと考えているようです。
相場をリサーチし、自分のサービスの価値を適切に評価することがポイントですが、ここで間違ってはいけないのは『選んでもらうために、周りはこの価格だから、自分はそれより低い料金にしておこう』と決めてしまうことです。
特にフリーランスのWebデザイナーの場合、そうした価格の付け方をしてしまうと、妥協してしまう原因になるので自分も成長できません。
『この仕事ではこのくらい稼ぎたいな』と思うくらいの価格をつけて、その料金に見合う仕事を目指していきましょう。
継続してお仕事を得る難しさ
フリーランスWebデザイナーの数は年々増え続けていて、競争がどんどん激しくなってきています。また、フリーランスWebデザイナーはプロジェクト単位でのお仕事が中心なので、制作物を納品したらそのお仕事は一旦終了となる場合が多いです。
そのため、継続して仕事を受けるのが難しい場合があります。
フリーランスの場合、継続して仕事をしていくためには、リピーターの数がポイントです。目の前のお仕事と丁寧に向き合い、お客様との信頼関係を築くことが重要になってきます。
そうすることで、リピーターから新たな仕事を依頼してもらえるだけなく、口コミで新規のお客さまを紹介してもらえるようになります。
タスク管理の難しさ
フリーランスとして働く場合、自分でスケジュールや仕事の進捗を管理する必要があります。また、自分で営業やマーケティング活動を行う必要があり、自己管理が甘いと仕事の質や納期に影響が出て、継続して仕事を獲得することが難しくなる原因にもあります。
そうならないよう、自分の仕事を効率的に管理するために、タスク管理ツールやプロジェクト管理ツールを活用すると良いでしょう。
フリーランスで活動の幅を広げたい場合、フリーランス専門のフリーエージェントなどに登録しておくと自分が働きたい条件に合ったお仕事を紹介してもらえるのでおすすめです。
エージェントでおすすめなのはレバテッククリエイター、クラウドテックなどがあります。中には週2日や3日など、かなり自由度の高い働き方ができるお仕事があるので、どんな案件があるのか登録してチェックしてみるといいででしょう。
Webデザイナーとして転職したり正社員になるのは難易度が高そうです
正社員になるには、経験値と年代によってその難易度は変わります。
年代別の難易度は一概には言えませんが、一般的には若い年代の方が転職や新しいキャリアへの適応がしやすい場合が多いです。
ただし、年齢だけが決定的な要因ではありません。それぞれの年代で留意すべきポイントを説明していきますね!
20代は難易度低め
20代は未経験でもデザインに興味を持ち、学ぶ意欲があることが伝われば、正社員としても充分採用してもらえる可能性はありますので難易度は低めです。
基本的なスキルや知識を習得し、実務経験を積むことが重要です。
30代は未経験になると少し難しい
30代になると、20代と比較すると正社員になるのは少し難しい傾向にありますが、スキルをしっかりと身に付け、実績をアピールすることができれば充分転職は可能です。
未経験だと少し難易度が上がってきますが、充実したポートフォリオを作成すれば可能性はあります。
実績がある場合はマネジメントやチームリーダーといった役割へのチャレンジ意欲をアピールできると転職する際に選択肢の幅も広がります。
キャリアアップのために、継続的な学習やスキルのブラッシュアップを行いましょう。
40代は難易度が高くなる
この年代では、専門性や独自性を持ったWebデザイナーとしての経験がないと、転職は難しい傾向にあります。
後輩を育成する役割や、プロジェクトのマネジメントなど、経験を活かした役割が求められます。
継続的な学習を行い、最新のトレンドや技術に対応できる柔軟性を持ち続けましょう。
50代以上の転職は難しい
50代を過ぎるとWebデザイナーが正社員として転職することはかなり難易度が高くなってきます。豊富な経験や知識を活かして、コンサルタントやアドバイザーとして活躍することができるポジションの求人があるかを調査し、チャレンジしてみてください。
以上のように年代によって難易度は変わってきますが、どの年代でも可能性はゼロではありません。
自分が希望する業界の求人市場をリサーチし、どのようなスキルや経験が求められているかを把握しましょう。そうすることで、自分のキャリアプランを立てることができます。
また、転職を成功させるには、自分のスキルと経験に適した求人情報を見つけることが重要です。複数の求人サイトやエージェントを活用して、最適な求人情報を見つけましょう。
Webデザイナーとして正社員になるのは難しいと感じるかもしれませんが、しっかりと準備を重ねれば転職は十分に可能です。スキルの向上、経験の積み重ね、粘り強い求職活動を続けることで、正社員として働くチャンスが広がります。
やっぱり独学だとWebデザイナーになるのは難易度高いですかね
この質問もすごく多いです!
Webデザイナーになるには、専門的なWebスキルが必要です。学習に必要な期間は人によって異なりますが、一般的にはWebデザインの基本に3ヶ月〜6ヶ月程度、実践的に使えるスキルの習得に1年〜2年程度、JavaScriptやPHPなどのWeb開発に必要なスキルの習得には1年〜2年程度必要と言われています。
ただし、独学の場合は学習スピードや環境によって時間がかかってしまったりそもそも途中で挫折してしまうという難しさもあります。
独学でWebデザイナーになる難しさは、以下のような要因があります。
計画的に学習するには難易度が高い
独学では、自分で学習計画を立てたり、進捗を管理したりする必要があります。これには自己管理能力や自立性が求められますが、どうしても自分のペースが掴めなくて途中で挫折してしまう人が多いです。
適切な学習方法を見つけるのが難しい
独学では、自分で教材を選ぶ必要がありますが、適切な方法を見つけるのは簡単ではなく、また、質の低い教材に手を出してしまうリスクもあり、効果的に学ぶには難易度が高い場合があります。
また、独学では教材やリソースが一貫性のないカリキュラムで構成されている場合があります。その結果、必要な知識やスキルが断片的になり、総合的な理解が得られないことがあります。
フィードバックの機会が少ない
独学では、自分の作品に対する適切なフィードバックを受ける機会が少ないため、自己評価が難しい場合があります。専門家や経験者からのアドバイスが得られない場合、自分のスキルアップが遅れてしまい、時間ばかりが過ぎてしまうという難しさがあります。
また、独学の場合は、Webスクールのように一緒に学ぶ仲間もいないため、励まし合う相手がいないことでモチベーションが下がり、学習が難しくなることがあります。
これらの要因により、独学でWebデザイナーになるには難易度が高くなる傾向があるようです。
そのため、Webデザインスクールを選択する人が増えています。
Webデザインスクールには、転職相談が受けられたり、無料のセミナーを開催しているところもあるようなので、一度説明会に参加してみるのもいいかもしれません
最後に:Webデザイナーが難しいと感じる方へのアドバイス
『Webデザイナーはなんだか難しそう』
『フリーランスや転職も難易度が高そう』
と感じる人が増えているようですが、どんなWebデザイナーになりたいかを整理し、それに応じて必要なことをしっかり抑えれば、Webデザイナーは決して難しい職業ではありません。
今では転職相談ができたり、スキルアップができるWebデザインスクールも沢山あるので、プロの力を借りたりしながら、自分に合った方法でWebデザイナーとしてのキャリアを歩んでくださいね。